ネクタイができるまで
ネクタイ・クリエイションでは、担当者がデザインから生地織、縫製、検品まで一貫して関わり、オーダーメイドネクタイを作っています。
その為、きめ細やかな対応が可能になっており、より良いネクタイを作るために、お客様と協力しながら一つの作品を作り上げる気持ちで制作しています。
オーダーメイドネクタイを作る過程をご紹介いたしますので、デザインを考える時に制作風景をイメージしながらデザインしてみて下さい。
◇デザインと素材を決めます。
お客様から聞き取りした情報をもとに、ネクタイのデザインをCGで起こします。制作方法や素材によって細部のデザインが変わりますので、お客様と良く確認します。
織物の場合、織った時の風合いや立体感も考えながらご提案いたします。
◇生地の試し織りをします。
決定したデザインをもとに型紙を起こし、ネクタイ生地専門工場の織機で丁寧に織り上げていきます。デザインのイメージに近づくよう数回の手直しを経て、ネクタイの元になる生地ができあがります。
◇試し織りの確認をします。
できあがった生地を見て、色・柄の確認をしていただきます。ここでも必要に応じて修正を加えます。
色・柄が最終決定しましたら、生地の本織りに入っていきます。
◇生地の裁断をします。
生地をネクタイの型紙に沿って裁断します。1枚づつハサミで裁断することもあります。
裁断が正確でないとネクタイがよじれる原因にもなりますので、慎重に行います。
ここが一番大切なポイントとなります。
◇縫製を行います。
熟練の職人の手により、裁断された生地を1本に縫い合わせ、裏地と芯地を取り付け全体の形を整えていきます。芯は主に復元力の強いウールなどの天然素材を使用します。
◇かんぬき止めをします。
大検・小剣のそれぞれの縫い始め・縫い終わり部分に「かんぬき止め」をします。縫い目が開かないようにようにする縫製の仕上げです。
かんぬきの色をビビットな色にしてワンポイント付けるのもお洒落です。
◇ネームを取り付けます。
最後に小剣通しのネームを取り付けて完成です。ネームもオリジナルで制作されますと全体的にグっとまとまった感じになり、1グレード高いネクタイに仕上がります。
ぜひ、ご検討ください。
◇検品を行います。
品質に問題がないか、全体の仕上がりが綺麗にいっているか細かくチェックします。全数量検針機を通し、縫製の際の針がネクタイに残っていないかも必ず確認します。
◇納品。
検品が全て終わりましたら、お客様の元へお送りいたします。ご注文ありがとうございました。
一本一本心を込めて制作しております。
お気付きの点ございましたら何なりとお聞かせ下さい。
より良いネクタイ作りに活かしてまいります。